インラインスケートとサイクリングでヘトヘトだったが、
休む間もなく次の場所へと連れて行かれた。
公園から歩いて10分。
裏路地にあるお店。
小さい卓が10卓ほど置かれている。
そんなに大きなお店ではないが繁盛しているみたいだ。
案内されるがままに卓につく。
ミンヒさんがなにやら注文している。
すぐに大きな瓶に入ったマッコリが運ばれていた。
ちょっと黄ばんでいていくらか濃い感じがしたが、これもまた美味しい。
そうこうしているうちに次々と料理が運ばれてくる。
白身魚の刺身、豚の角切り肉を蒸したものやキムチ、ナムル、
唐辛子、それからケジャン(蟹を醤油につけたもの)が出てきた。
港町だもの。
確かにこっちではまだ刺身は食べてなかった。
「これなんて魚?」
「ホンオ」
ホンオ?
どっかで聞いた名前…
いつだか日本のテレビで、ものすごい悪臭で有名な料理として紹介されてたものだ。
エイの肉で、発酵させるんだそうです。
これがあの有名なホンオですか…
恐る恐る臭いを嗅いでみる。
ん?確かに若干アンモニア臭はするけど、テレビのリアクションをするほどのものではないぞ?
このホンオには食べ方がある。
サンチュにホンオ、豚肉、キムチをのせて、コチュジャン(?)をつけて包んで食べる。
これがまた美味しいの。
正直、魚の味はあまりしないけど、酒がすすむ味です。
その後はホンオ単体で挑戦してみたけど、これまたイケる味でした。
これまた酒がすすむ。
さらにケジャンも美味しかったなぁ。
蟹の身はそんなに食べるところは無かったけど、蟹ミソにご飯を混ぜて食べる。
これがまた美味しいんです。
それから一緒についてきた青唐辛子。
こいつがものすごい厄介だった。
進められるがままに一口、ホント一口だけかじった。
こいつがものすごく辛い!
辛いというか痛い!
食べた後に二人が「これ辛いから」だって。
隣のおやじはお代わりするぐらいモリモリ食べてるんだけどなぁ。
昼はポンテギ食ったし、なんか一日でいろんなもん食ったけど大丈夫かな…
でも、これぞ韓国っていうものばっかりで自分としては満足だった。
ホント、一人じゃ食べないものばかりだと思う。
食べ終えた後もまっすぐ家には帰らず夜の街へ。
といってもモッポの市街からは少し外れたところ。
ちょっとした繁華街ではあるけど正直場末な感じは否めない。
二人は意気揚々と雑居ビルに入っていく。
カラオケ。
韓国の人はホントカラオケがすきなのね。
二人はず~っと歌ってたよ。
2時間でカラオケ屋を後にし、ミンヒさんの家に戻った。