ナンデムン(南大門)の横を通り過ぎロッテデパートの手前くらいだと思う。
一人でぶらぶら歩いていると、突然日本語で声をかけられた。
振り返ると女の人が立っていた。
「日本人の方ですよね?」
「NHKなんですけど…この観光案内所を利用している観光客の画がほしいので、
ちょっと利用してもらえませんか?」
よく見ると後ろにはカメラを持ったスタッフの姿も。
ワールドカップ直前で、臨時の案内所が市内のいたるところに作られているらしい。
案内も日本語以外に英語や他の国の人に対応できるらしい。
僕はそこで初めてそういうのがあることを知った。
すぐに飛び込んだ。
今の僕には救いだった。
日本語案内のおばちゃんに旅館街の場所を教えてもらった。
振り向くと撮影のスタッフは誰もいなくなっていた。
あの映像は使ってくれたのかな?
後になってよくよく考えてみたんだけど、これってやらせですかね。