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プログラムやゲーム、旅、愛する家族について綴っていきます。

【韓国一人旅】アンドン

周りにちらほら乗客がいた。
誰かにしゃべりかけようかと思ったが、なんか疲れていたせいかそんな気になれず、ただただ外を眺めていた。

少し走ると台風から外れたのか、とたんに晴れ間が見え始めた。
港町から一気に山奥へと景色が変わる。
途中、何回か停車したが本当に山奥の田舎町の風景だった。
ちょっと不安になる。
一人また一人と乗客が降りていき、アンドン手前では僕一人になってしまった。
あたりが暗くなる頃にようやくアンドンに到着。
思ったより大きなところだった。

早速、今日の宿探し。
とりあえずガイドブックに載ってる一番近いところから探した。
受付でおばちゃんに尋ねる。一泊30000ウォン。お、ぼったくりなしか?
ま、安っぽい旅館だけど決定。
おなかもすいてきたし、夕飯でも食べに行きますか。
なになに、アンドンはカルビが有名。
これは食べなければいけないでしょ。
前回、今回通じてまだ一度も焼肉を食べてない。
ふむふむ、一人前5000~6000ウォン程度で食べられる。
これは安い。
でも、本当においしい店は地元の人に聞かないとね。
さっきのおばちゃんに尋ねようと受付まで行くと違うおねえちゃんに代わってる。
話しかけても話が通じない。
なんか嫌な顔されるし、こっちがまごまごしてるとさっきのおばちゃんが階段を上ってきた。
そのおばちゃんにお店を紹介してもらうことにした。

そのお店は旅館を出てすぐのところにあった。
ここだよな…恐る恐る中をのぞくと店員が出てきて、店の中に案内された。
「うちはセンカルビしかないよ」
壁に張ってあるメニューを見ると確かに一品しかない。
値段をみる。15000ウォン。
お、やっぱりプチぼったくりですか?おばちゃんとつるんでるんですか?
高いからとお店を出たが、若いお兄ちゃんの店員が着いてきた。
「本当においしいから」たぶんそんなことを言ってたんだと思う。
たしかにそれなりに人も入ってたし、日本人相手に商売してる感じでもなさそうだったので結局その店に戻った。
センカルビ、たれで下味をつけないカルビのこと。さらに若干骨付き。
これにご飯がついて、チゲもついて、キムチ、レタス、薬味などなどテーブルの上はてんこ盛りですよ。
店員さんが鋏で豪快に切り分ける。
なんか韓国で焼肉って感じだよね。そして美味しい。
これで1500円、ホントは安かったのね。疑ってゴメンなさい。

満足、満足。そのまま宿に戻って就寝。


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